施工事例
包装資材製造会社でのコンプレッサー排熱ダクト工事
包装資材製造会社 S社の場合
- 施工場所その他
- 施工内容換気・局所排気工事
- 設備ダクト
相談内容
・とにかく猛暑日は機械室内にコンプレッサーの排熱がこもり40℃をこえてくる。安全装置が作動してコンプレッサーが停止してしまう。生産に支障をきたしてしまうので、排熱を何とかしてほしい。
・冬以外は屋外に面しているシャッターを給気のために開けた状態で使用しているので、防犯上も考慮しシャッターが閉じた状態で使用したい。
施工前の状況
・シャッターは全開になっているが目隠し壁があり風通しが悪い。
・給排気設備があるが、全体換気方式としては不十分で風量が少ない。
・外気温31℃で機械室内は40℃を超えている。
・扇風機で屋外に排熱や拡散しコンプレッサーがなんとか停止しないよう使用していた。
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シャッター左に給気換気扇2台(25cm)換気設備は稼働しているが有効な設備ではない
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全体換気としては小さい排気設備(シャッター右)
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シャッター前に壁がついており換気が悪い
改善方法
・コンプレッサーの排気はダクトを接続し、直接排気する方法とした。
・給気も有圧換気扇(45cm)にて強制的に取り入れることとした。
・排気ダクトには逆流防止のため、チャッキダンパーを設けた。
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2台のコンプレッサーを1系統のダクトで排気した
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2台分のコンプレッサーの排気量を強制的に給気した
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外気20℃の時、機械室内も20℃を保っている。
解決しました!
効果あり。
機械室内はシャッターを閉めた状態でも外気温と同じレベルになった。
外気20℃の時、室内も20℃と排熱がうまくいっている。